日本の自殺者は12年連続で3万人を越える状態にあります。自殺者におけるうつ病患者の割合について正確な数字は
でてきていませんが、いくつかの調査では、おそらく70%ではないかといわれています。

また「企業におけるメンタルヘルスの実態と対策に関する調査」1によれば、メンタルヘルス休職者がいる企業は
6割強という状況にあり、自殺による経済的な損失は、約2兆7千億円2にも上ると推計されています。
16人に1人は一生に一度はかかる3といわれるうつ病は、今や社会問題を超えて経済問題としても緊急な対策が
求められております。
このような状況に、私たち千葉県精神神経科診療所協会(略称:千葉精診)は、精神神経科の専門家集団として、
京成電鉄内にステッカーを掲出する「こころの悩みに届くメッセージ活動」を2010年より開始いたしました。
また本ホームページは、ステッカーの限られた紙面ではお伝えできない「うつ」に関する情報を発信していくために、
千葉県の協力を得て開設したものであり、本ホームページが、うつ病の早期発見から治療に結びつき、
ひいては自殺防止にも貢献できることを切に願っております。

1  財団法人労務行政研究所2008年
2  自殺した人が自殺していなかったと仮定した場合の生涯収入や、うつ病を患った人へ支払われた生活保護費、医療費などの推計。
    国立社会保障保障・人口問題研究所調査2010年
3  平成16年〜18年度厚生労働省科学研究費補助金<こころの健康科学研究事業>「こころの健康についての疾学調査に関する
    研究」総合研究報告書より