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うつ病の基礎知識



一体「うつ」って、何なんでしょう?
うつの段階と分類
たとえば、こんな状態は要注意!

 

うつ病は、血液検査や心電図など、他の病気とちがって検査で答えのでる病気ではありません。医学的には、脳のエネルギーが欠乏した状態にあり、それによって憂うつな気分やさまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)が低下する心理的症状が続き、さまざまな身体的な自覚症状を発生させます。

身体的な自覚症状
◎気分の落ち込みが2週間以上続く
◎睡眠障害
◎食欲不振
◎肩こり 背中・腰の痛み 手足のしびれ
◎息苦しさ

 

しかし、ストレスが大きく、また過労などが重なると“ゆううつ”な気分から抜け出せない状態になってしまうことがあります。どういう状態かというと、好きなことをしても楽しくない。睡眠をとっても眠れない、疲れが取れない。その影響で遅刻や居眠りをしてしまったり、1日中やる気が出なかったり、ミスをするようになってしまったり…。そんな状態が続いていたら「うつ」のはじまりかもしれません。

きっかけは何らかのストレスだったり、時には何のきっかけもなく発症することもありますが、抑うつ気分、興味や喜びの喪失、食欲減退、睡眠障害、動作の緩慢、焦燥感、無価値観や罪悪感、思考力や集中力・決断力の低下、自殺を考える症状があらわれ、それが2週間以上続きます。家事や勉強、仕事など、日常生活が普通に営めない状態になります。

正常な抑うつ状態
大切な人が亡くなりごはんものどを通らない。何日も眠れない日が続く…。嫌なことがあって会社や学校を休んでしまう…。悲しいことや嫌なことがあると、誰でも悲しくなったり、がっかりして落ち込んだり、やる気がなくなったりします。こうした“ゆううつ”な気分になることは誰にもあり、数時間〜数日間といった比較的短い期間でおさまれば心配する必要はありません。

軽症うつ病
しかし、ストレスが大きく、また過労などが重なると“ゆううつ”な気分から抜け出せない状態になってしまうことがあります。どういう状態かというと、好きなことをしても楽しくない。睡眠をとっても眠れない、疲れが取れない。その影響で遅刻や居眠りをしてしまったり、1日中やる気が出なかったり、ミスをするようになってしまったり…。そんな状態が続いていたら「うつ」のはじまりかもしれません。

大うつ病
きっかけは何らかのストレスだったり、時には何のきっかけもなく発症することもありますが、抑うつ気分、興味や喜びの喪失、食欲減退、睡眠障害、動作の緩慢、焦燥感、無価値観や罪悪感、思考力や集中力・決断力の低下、自殺を考える症状があらわれ、それが2週間以上続きます。家事や勉強、仕事など、日常生活が普通に営めない状態になります。


 


小さな会社を営むAさんは、半年ほど前から、夜中にちょくちょく目が覚めるようになり、寝るのにも時間がかかるようになりました。1ヶ月前からは、悶々として一睡もできないのに、奥さんからはいびきをかいて寝ていたといわれ…。睡眠不足のせいか、食欲も落ち、体重も7キロも減ってしまいました。仕事にも集中できず、焦燥感ばかりで、死んでしまいたくなることがある…。


中間管理職として部下を持ちバリバリ働いていたBさんは、3ヶ月くらい前から朝起きるのがおっくうになりました。きっと、毎日夜遅くまでのサービス残業で疲れがたまっているのだろうとBさんは思い、とくに気にとめませんでした。しかしⅠヶ月前から「仕事をしなければ」と思うのですが、なぜか身体が思うように動かず、頭も回転しません。仕事のミスが増え、どうすればいいかわからず仕事をつい先延ばしに…。そんな日々のある朝、会社に行くのがこわくなってしまった…。


大学卒業後、就職して5年目のC子さん。よき上司にも恵まれ順調な毎日を送っていましたが、4ヶ月前くらいから朝起きられず、遅刻が続くようになりました。目覚ましを2つセットしても起きられず、目覚めても身体が鉛のように重くベッドからでられません。その上、毎日8時間以上寝ているのに、仕事中も眠気が襲ってきます。度重なる遅刻、居眠りに、上司から厳しく注意されてしまいました。「何かがおかしい」と思い、友達に相談すると、「最近、涙もろいね」「急におこることもある」といわれ…より不安になってしまいました。



医学的には、「うつ」は脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの活性が低下するために起こると考えられています。

セロトニンは中枢神経系で情報を伝える神経伝達物質のひとつで、睡眠、体温調節、神経内分泌、記憶や認知などの働きを調節します。
またノルアドレナリンは、脳内に存在して脳内の情報を伝えるホルモンの一種。ストレスを受けると、その刺激を伝達して交感神経系に指令を出し、興奮作用を引き起こします。これらのセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下すると、身体のエネルギーが不足し、行動力や意欲の低下を起こします。また思考力も落ちてしまうので、集中力を低下させ、忘れっぽくさせることもあります。
「うつ」になるとイライラ感や不安感が起こり、やる気が出ない、どんなものにも興味が持てないといったマイナス思考に支配されてしまいます。さらに、自責感や後悔の念にとらわれ、取り越し苦労も多くなります。また、だるい、食欲がない、眠れないなどといった体調不良が起こることもあります。
うつ病の治療で用いられる抗うつ剤は、セロトニンやノルアドレナリンの量を調節するために用いられます。